コンクリートの炭素化と中性化現象

コンクリートの炭素化と中性化現象

コンクリートの炭素化と中性化現象

コンクリートが大気中の物質と化学反応を生じる現象として、
骨材の反応によって起こるアルカリシリカ反応とポップアウトがあります。

 

また、セメント水和生成物が大気中の炭酸ガスと反応し、
コンクリートの炭酸化が進行する現象もあります。

コンクリートの炭酸化

コンクリートの炭酸化は、
大気中の微量や炭酸ガスがコンクリートの表面から侵入して反応が起こります。

 

ですから、表面から少しずつコンクリート中に侵入して進行します。

 

大気中の炭酸ガスの濃度は、
ヒトが排出する炭酸ガスや自動車が排出する炭酸ガスの量によって変わります。

 

つまり、炭酸ガスの発生源の近くでは、
炭酸ガスの濃度は濃くなっているので、
コンクリートの炭酸化の進行が速くなります。

 

たとえば、ヒトが大勢集まる学校校舎の階段室周りの壁、
交通量の多い道路に面したコンクリートの壁などは、
コンクリートの炭素化が速く進行します。

コンクリートの中性化

コンクリートの炭素化によって、
コンクリート表面には雪が溶けて軒先にできる氷のツララに似た
コンクリートのツララや、
白い華が吹いたように見える白華(エフロレッセンス)が現れたり、
コンクリートのアルカリ性を失って中性化が進みます。

 

コンクリートの中性化は、鉄筋の腐食錆を生じる原因になります。

 

そして、コンクリート構造物の劣化に影響し、
耐久性上問題になりますので、注意が必要です。

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